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Fred Arbogast Sputterbug |
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フレッドアーボガスト・スパターバグ 正確に英語で発音すれば「スパッターバグ」でしょう。 フレッド・アーボガスト社は、フレッド・アーボガスト氏によって、 1923年、オハイオ州、アクロンで創業、ルアーの製造、販売を開始しました。 フレッド・アーボガスト社の企業理念は、 「釣り人が運営し、釣り人を主役とする企業であり、卓越した品質のルアーを提供する」 というもので、ルアーの品質と、実釣性能の高さは、フレッド・アーボガスト社の真骨頂でした。 フレッド・アーボガスト氏は、釣り人としても著名でした。 キャスティング競技のキャスターとして名を馳せており、 アキュラシ−、ディスタンス、ともに多くの大会で優勝するなど活躍。 また、ディスタンス競技においては、当時の世界記録を樹立するほどでした。 1947年、フレッド・アーボガスト氏は、53歳という若さで逝去しました。 その短い活動期間の中で、発売されたルアーは、11種類と多くはありません。 しかし、それらのルアーの中には、今なお、製造され続けて、 幾多のゲームフィッシュ達を、魅了し続けている、 ジッターバグや、フラポッパーといった名作ルアーがあります。 フレッド・アーボガスト氏が拘ったクオリティーが、如何に高かったか、伺い知れるところです。 また、それらに先駆けて発売されたルアー、ハワイアンウィグラーは、 史上初めて考案された、ラバースカートが採用されたルアーで、 その威力は凄まじく、さまざまなターゲットに対して無類の効果を発揮。 バストーナメントに於いて、ウイニングルアーになるなどの活躍を見せました。 このラバースカートは、フラスカートと名付けられて、特許を取得。 以後、フレッド・アーボガストの、さまざまなルアーに装着され、 ラバースカートの威力を纏ったルアーは、フレッド・アーボガストの独壇場となりました。 その後、フラスカートは単体でも発売され、大ヒットアイテムとなりました。
スパターバグが発売されたのは、アーボガスト氏が逝去したのちの1956年でした。 独創的なデザインを持った、このルアーの特徴は、 ハワイアンウィグラーの、派生的なウィードレスタイプのルアーで、 アーボガスト氏が亡くなる前年の、1946年に発売されたスパターファスに、 (のちのハワイアンウィグラー・スパッターファス) 使用されていた、左右非対称のバズタイプのスピナーブレードを、 ポッパータイプのヘッドを持った、フローティングプラグのフロントに装着。 そして、リアにはフラスカートを装着させた、異色のデザインのルアーでした。 当時としては、かなり画期的なスタイルのこのルアー。 デザインを担当したのは、フレッド・アーボガスト社のエンジニア、 トビー・ショッパー氏ではないかとも言われております。
スパターバグのコンセプトは、高速リトリーブによる激しいスプラッシュ。 低速リトリーブによるリズミカルなノイジー。 さらに、ジャーキングによるポッパーサウンド。 トゥイッチングによる首振りアクションなど多彩なものでした。 かつては、それらのアクション、メソッドで、多大な効果を発揮しました。
しかし、さまざまなルアーが溢れる現代のフィールドでは、 単純なアクションでは、バイトを得る事が難しい状況も多くあります。 そんな昨今に、非常に有効なメソッドなのが、超スローリトリーブ。 バズペラが水中で、かろうじて回る程度の、非常にゆっくりとした、 一定のスピードで、ただ巻きを行うメソッドです。
そのようにリトリーブすると、ボディは僅かにバイブレーションしながら、 緩やかな引き波を発し、さらに、非対称ペラの回転による、高周波な金属音と、 独特な波動を発生させながら、直線的に水面を移動します。 テールのラバースカートも、艶かしくヒラつきながらも、 アンカーとなり、ボディの余分な動きを抑えます。 いわゆる、I字系のストレートリトリーブメソッドですが、これが非常に効果的。 スパターバグにしかできない、スパターバグならではの極めて有効なメソッドなのです。
さらに、このメソッドの、派生バリエーションとして、 スローリトリーブの途中で、一瞬だけ、早く、強く引き、 ペラが水面を割るように、スプラッシュさせます。 この変化が、バイトのタイミングを演出。 ここぞ、というポイントで行うことで、目覚ましい威力を発揮します。 また、落ちパクが多いことも、スパターバグの特徴です。 その要因として、大きなフロントペラと、リアのスカートが抵抗となり、 静かに、水平に、水面に着水するためではないかと考えられます。 そして、着水後のフラスカートの、微妙なゆらめきが誘いとなって、 さらに多くの着水バイトを、誘引する要因ではないかと考えております。
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